JALカードには海外・国内旅行者には嬉しい自動付帯の保険がついています。しかし、JALカードの種類が多いため、どのカードが自分にベストなのか選べないですよね?
どんなJALカードが向いているか、どれくらい旅行をするならカードを切り替えたほうがいいのか悩みますよね?そんなあなたに海外旅行11カ国、フランスにワーホリ経験あり、国内旅行は30都道府県を旅した私がJALカードについて解説していきます!
JALカードについてる保険の自動付帯とは何?利用付帯との違いは?
クレジットカードに付帯する保険について解説していきます。JALカードを持っていると自動で保険がつきます。そもそもクレジットカードにある自動付帯と利用付帯とは何でしょうか?自動付帯と利用付帯について説明します。
自動付帯
自動付帯とは、クレジットカードを持っていると自動的に保険が付帯されることを指します。メリットとして、事前の手続きが不要で手軽に補償を受けることができることが挙げられます。
JALカードの保険は自動付帯です。カードの種類に応じて障害死亡や疾病治療費用、携行品損害などを補償する旅行保険が自動で付帯しています。自動付帯の条件に旅行回数や利用航空会社は含まれませんので、LCCで旅行しても安心です。
また、JALカードの種類によっては、海外旅行中の病気やケガなどのトラブルに対応してくれる海外総合サポートデスクもあります。24時間、日本語対応なので安心して旅行することが可能です。JALカードは最低ランクの普通カードでも年会費はかかりますが、自動で旅行の保険をつけたい人にとってはおすすめです。
引用:JAL CARD「加入手続き不要、JALカードの自動付帯保険。安心の旅をあなたに。」
利用付帯
利用付帯とは、旅行代金の支払いなどをクレジットカード払いにした場合のみ適用される保険です。そのため、利用付帯の保険を適用したいのであれば、クレジットカードの支払いをしておき、条件を満たしておく必要があります。
利用付帯のクレジットカードの条件はさまざまです。例えば楽天カードであれば、日本を出国する以前に 『募集型企画旅行の料金』 に該当する代金を利用条件のある楽天カードで支払っていることが条件になります。旅行中に公共交通乗用具の利用をしても、保険の適用はされません。
しかし、エポスカードは保険適応対象となる公共交通乗用具の利用(空港に向かうリムジンバスやタクシーなど)をすれば、保険が適応されます。クレジットカードによって利用付帯の条件が違うため、旅行前に利用付帯の条件を確認することが重要です。
引用:Rakuten Card「クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険」
引用:EPOS NET「海外旅行傷害保険」
JALカードで自動付帯される保険の種類
実際にJALカードに自動付帯される保険は何があるのでしょうか?JALカードに自動付帯される保険について解説していきます。
国内旅行傷害保険
JALカードの国内旅行傷害保険は、国内線航空機搭乗中だけでなく下記の場合も補償されます。
- 国内旅行における公共交通乗用具搭乗中にケガを被った場合
- 宿泊を伴う募集型企画旅行参加中にケガを被った場合
- 宿泊施設宿泊中に火災または破裂 ·爆発によりケガを被った場合
引用:JAL「JALカード保険のご案内』
保険の補償内容はカードの種類により手厚さが違うものの、傷害死亡や傷害後遺障害は普通カードでも補償されています。もしもの時にクレジットカードを持っておけば安心です。
海外旅行保険
JALカードを作っておけば、海外旅行中の怪我にも補償がつきます。JALカードの海外旅行保険については補償期間に注意する必要があります。責任期間は日本を出国した日の翌日から数えて90日間が限度です。
出国日当日も補償されるので心配ありません。ただし、海外旅行の目的をもって出国日前から住居を出発している場合には、日本を出国する日の前日の午前0時より補償されます。JALカードの海外旅行保険もカードの種類によって補償内容が違います。自分に合ったカードを選びましょう。
家族会員カード
家族会員カードとは、本会員と生計を同一にする配偶者・ご両親・18歳以上(JALダイナースカード以外は高校生を除く)の子供が申し込み可能な本会員カードに付随したカードです。家族会員カードは、本会員と同様の保険が付帯されます。
本会員と同様の保険なので、本会員のカードの種類によって補償内容が変わります。そのため、家族会員カードの保険内容を充実させたい場合、本会員のカードをどのカードにするか決めることが重要です。
家族カードの発行にも年会費がかかるため(本会員カードの半額程度)、年会費と補償でバランスをみる必要があります。
JALカード別に解説!自動付帯されている保険内容
JALカードに自動付帯されている保険はカード毎に違うのですが、どんな違いがあるのでしょうか?カード別の保険内容について解説していきます。
普通カード
JALの普通カードに自動付帯している保険は、アメリカン・エキスプレスかその他のブランドで補償内容が変わるので注意してください。
アメリカン・エキスプレス以外のブランドは、国内・海外旅行に付帯されている保険は、傷害死亡で1,000万円、傷害後遺障害で最高1,000万円補償されます。さらに海外旅行には救援者費用で100万円補償されます(年間限度額)。ただし、海外旅行中に日本語で電話対応してもらえる総合サポートデスクの対応はありません。
アメリカン・エキスプレス以外のブランドのJAL普通カードだと、海外旅行をするときに、疾病治療と傷害治療に対する保険は適用されません。そのためJALカードの普通カードを持っているから海外旅行で安心かと聞かれると、かなり不安です。なぜなら、数日の入院でも数百万など高額な費用を請求される可能性があるからです。
国内旅行についても入院費や手術費、通院費については保険が適用されません。アメリカン・エキスプレスであれば海外旅行での疾病治療と傷害治療に対する保険や国内旅行での入院費や手術費、通院費も保険適応されます。また、総合サポートデスクの対応があります。
しかし、JAL普通カードのアメリカン・エキスプレスは年会費が6,600円と他のブランドに比べて3倍です。3倍の費用をかけて補償内容を充実させるかは検討が必要です。
CLUB-Aカード
JALのCLUB-Aカードに自動付帯している保険は、普通カードよりも充実した補償です。国内・海外旅行に付帯されている保険は、傷害死亡で5,000万円、傷害後遺障害で最高5,000万円補償されます。海外旅行の傷害治療、疾病治療でそれぞれ150万円が補償されます。
傷害治療、疾病治療が自動付帯するので海外旅行中はより安心です。海外旅行中の携行品損害も補償になるため(1旅行:50万円、年間:100万円が限度額)、万が一スマホが壊れた時に対応してもらえます。総合サポートデスクの対応もしてくれるので、もし旅行中にトラブルがあっても日本語で状況説明が可能です。
国内旅行でも入院費や手術費、通院費の補償が自動付帯します。入院費は1万円補償されるため、国内旅行で困ることは少ないでしょう。ただし、海外での医療費は数百万円かかるケースがあるため、心配な方は他の保険と併用した方がいいです。
海外旅行中に万が一があった場合、JALのCLUB-Aカードだけでは治療の補償が足りない可能性があります。また、JALのCLUB-Aカードは年会費が11,000円かかります。普通カードの5倍の年会費であることは覚えておきましょう。
CLUB-Aゴールド・JALダイナースカード
JALのCLUB-Aゴールドカードに自動付帯している保険は、かなり充実した補償です。国内・海外旅行に付帯されている保険は、傷害死亡で5,000万円、傷害後遺障害で最高5,000万円補償されます。提携するカードのブランドにもよりますが海外旅行の傷害治療、疾病治療でそれぞれ150万〜300万円が補償の範囲です。総合サポートデスクの対応もしているので安心です。
またJALのCLUB-Aゴールドカードより上のランクからは、充実した家族特約の補償内容です(JALダイナースカードはのぞく)。JALのCLUB-AゴールドカードのJCB、OPクレジットのブランドやJALダイナースカードは、傷害死亡の補償が自動付帯で5,000万円、利用付帯で5,000万円と最高1億円の補償がされます。
ただし、JALのCLUB-Aゴールドカードはアメリカン・エキスプレスの年会費だと20,900円、ダイナースカードの年会費は30,800円、それ以外のブランドの年会費は17,600円と提携するブランドで年会費が違うので注意が必要です。家族特約を充実させたい人にとってはJALダイナースカード以外のJALのCLUB-Aゴールドカードはおすすめのカードです。
プラチナカード
JALのプラチナカードに自動付帯している保険は、自動付帯している保険の中でも最高補償額です。提携しているブランドはJCBかアメリカン・エキスプレスだけです。どちらのブランドも総合サポートデスクの対応をしているため、安心です。
国内海外旅行に付帯されている保険は、傷害死亡の最高額が1億円(JCBは全額自動付帯、アメリカン・エキスプレスは利用付帯が5,000万円、自動付帯が5,000万円)、傷害後遺障害で最高1億円が補償されます(両ブランド、利用付帯が5,000万円、自動付帯が5,000万円)。
また、海外の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスもJALのプラチナカードであれば申請可能です。快適に海外旅行を楽しめるようになります。年会費は34,100円ですが、海外旅行に多く行く人にとってはおすすめのカードとなるでしょう。
JALカードの保険内容の詳細はこちらをご覧ください。
海外旅行保険・国内旅行傷害保険の比較表はこちら
海外旅行保険
本会員・家族会員の付帯保険比較表
引用:JAL「海外旅行保険」
国内旅行傷害保険
本会員・家族会員の付帯保険比較表
引用:JAL「国内旅行傷害保険」
ズバリ!どのJALカードを選ぶか。自動付帯の内容でパターン別に解説
カードの種類別に自動付帯する保険を解説しました。それでは、どのJALカードを選べばいいのか。メインカードで利用する場合とサブカードで利用する場合でおすすめのJALカードを紹介していきます。
JALカード1枚で保険を充実させたい場合
JALカードをメインとして使用して、クレジットカード1枚で保険の補償を充実させたい人はJALのCLUB-Aゴールドカード(JCB、OPクレジットのブランド)がおすすめです。海外旅行に付帯されている保険は、傷害死亡で5,000万円、傷害後遺障害で5,000万円が自動で補償されます。
さらに「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金を日本出国前にCLUB-Aゴールドカード(JCB、OPクレジットのブランド)で支払えば、利用付帯として傷害死亡で5,000万円、傷害後遺障害で5,000万円が補償されます。傷害治療保障や疾病治療補償ではCLUB-Aカードの倍である300万円が補償されます。
クレジットカード1枚で保険の補償を充実させたい人には充分な保険内容です。
複数枚のクレジットカードで保険を充実させたい場合
他にもクレジットカードを使用していて、メインカードの保険内容が充実している場合、JALのアメリカン・エキスプレス以外のブランドの普通カードが最もおすすめです。JALの普通カードは年会費2,200円とJALカードの中では最安値なのに、保険が自動付帯しています。
海外旅行で掛け捨て保険をかけると、1日500円程度必要です。毎年、4日以上海外旅行する人にとってはJALの普通カードはコストパフォーマンスが良いカードです。
疾病治療と傷害治療に対する保険や総合サポートデスクの対応はありませんが、他の保険でカバーできればもしもの時のお守りになります。複数枚のクレジットカードを持っている場合は、自分のクレジットカードに付帯している保険によって、どのカードを選ぶか決めましょう。
お得にJALカードに入会したい方はこちらのポイントサイトがおすすめ!
結論
JALカードで自動付帯される保険について紹介しました。JALカードは種類やブランドによって自動付帯で補償される保険の内容が違います。年会費と必要な保険を比べて、自分に合うJALカードを選定してください。選定の基準としてJALのクレジットカード1枚で保険の補償を充実させたいか、複数枚のクレジットカードの組み合わせで保険の補償を充実させたいかが考えられます。
JALのクレジットカード1枚で保険の補償を充実させたい場合はCLUB-Aゴールドカード(JCB、OPクレジットのブランド)、複数枚のクレジットカードの組み合わせで保険の補償を充実させたい場合はアメリカン・エキスプレス以外のブランドの普通カードがおすすめです。自分に合った保険のJALカードを選んでください!
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