不動産投資に興味があるものの、何から勉強すれば良いのか、どんな勉強方法があるのか知りたいと思いませんか?
不動産投資は扱う金額が大きいため、基礎知識だけでなく、ローンや物件選び、管理会社の選定など幅広い知識が必要です。この記事では不動産投資の第一歩となる勉強方法について解説していきます。不動産投資の勉強が身につき、さまざまな項目での判断基準が身につくように、ぜひ最後までお読みください。
不動産投資に役立つ勉強方法
不動産投資に役立つ勉強方法として、3つの方法があります。それぞれの勉強方法について紹介していきます。
資格勉強をする
不動産投資は扱う金額が大きいため、「資格が必要ではないか?」と思う人もいるでしょう。
結論として、資格を持っていなくても不動産投資を始めることは可能です。不動産の購入や賃貸で収入を得るために専門の資格は必要ないです。
しかし、不動産関連の法律や税制、なぜ相場よりも安い金額なのかなどの理解においては専門的な知識が求められます。リスクを理解し、自分で判断できるようになるためにも資格が役立つ場面が多いと感じます。
私もFP3級を取得するときに、土地の価格評価の違いや不動産登記簿の構成などを勉強して知識を習得できました。FPは資格の勉強をしながら、不動産の知識が身につけられるのでおすすめです。
不動産の資格として宅地建物取引士や管理業務主任者、不動産鑑定士などの国家資格もあります。自分のライフプランにあった資格勉強に取り組んでみましょう。
サイトで学習する
楽待や建美家などの不動産の物件サイトを見ることも不動産投資の勉強に役立ちます。実際に自分が狙っている地域でどのような物件がどの値段で売却されているのかを見ていくことで土地の相場がわかるようになります。
不動産投資で一番怖いのは、適正価格がわからないまま購入をしてしまうことです。不動産投資をするための第一歩として、土地の適正価格がわかるようになるまではサイトで学習するようにしましょう。
また、楽待や建美家にはコラムやニュースのまとめなど役立つ情報がサイト内に掲載されています。サイト内のコラムを読むことで知識がつくため、不動産投資の勉強をするためにも自分に合ったサイトを見るようにしましょう。
本で学ぶ
投資方法について本で学習することもおすすめです。不動産投資には様々な方法があります。具体的にはアパート投資やワンルーム投資、戸建て投資などです。投資対象をどの物件にするか、収益物件を購入した後にどんな形で不動産の運用をしていくかは投資家の資金力や性格で変わってきます。
本では不動産投資したい物件の運用方法について、投資方法ごとに解説されているため、もっとも自分に合った投資方法を勉強することができます。興味を持った投資方法のタイトルの本を読むだけでも、不動産投資の勉強には大きな第一歩です。
不動産投資をはじめるのに役立つ資格
不動産投資をはじめるために役立つ資格が知りたいですよね?ここでは不動産投資を勉強するのに役立つ資格を3つ紹介します。自分自身に合った難易度の資格に挑戦すれば、不動産投資の知識を深めることが可能です!
宅地建物取引士(宅建士)
宅地建物取引士(宅建士)は不動産取引の専門家です。不動産投資には土地や建物について専門的な知識が必要です。不動産の購入や賃貸について知識がないと後々、大きなトラブルが起きる可能性があります。
不動産の広さやライフラインの供給施設、キャンセルの取り決めなど専門知識のない賃貸希望者などに「重要事項の説明」を行えるのが宅地建物取引士(宅建士)です。マンションやアパートの賃貸を契約をした方は、宅建士の資格を提示されつつ説明された経験がありますよね?
不動産に関する重要事項の説明などは宅建士の独占業務ですので、賃貸の説明時には宅建士と話す必要があります。宅建士の令和5年での合格率は17.2%と難易度が高めですが、不動産取引に関連する法律などを勉強するにはおすすめの資格です。
引用:資格の学校TAC「宅建とは? 宅建士の仕事とは?資格概要・仕事内容を徹底解説!」
引用:レイビー「不動産投資に活用できる資格12選」
不動産鑑定士
日本の限りある土地について、適正な価格や適正な土地利用を行うには専門的な知識が必要です。不動産鑑定士は不動産の適正な価値を鑑定する資格です。
土地を売りたい・貸したいなどの要望が出た時に地域の環境などの条件を踏まえて考え、土地や建物の有効利用のための価値判定をしたり、有効な活用について提案をしたりします。不動産の経済価値の変化や土地の権利について専門的な判断を行うためにも、不動産鑑定士の専門的な知識が必要になる場面は多いです。
不動産管理士は15%程度の合格率で、かつ各科目に足切り点数が設けられているため資格取得は難関ですが、不動産投資の勉強には役立つでしょう。
引用:公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会「不動産鑑定士とは?」
引用:資格の学校TAC「不動産鑑定士試験の合格率は?合格ラインは?難易度は?」
FP(ファイナンシャルプランナー)
FP(ファイナンシャルプランナー)は以下の6分野の知識が求められる資格です。
- ライフプランニングと資金計画
- リスクマネジメント
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
幅広い知識の中で不動産の知識も勉強することができます。
私も実際に学んで、FP3級を取得し、不動産について幅広い知識を学ぶことができました。宅地建物取引士(宅建士)がどういう職種かに触れたり、媒介契約や不動産の法律、開発許可制度など普段の生活では学べないことを学習できます。
FP3級は、現在はCBTテスト(Computer Based Testing:コンピューターを利用して行う試験)に対応して受験しやすくなっています。さらにFP3級であれば、先にあげた2つの資格と違い、勉強時間も1ヶ月程度で合格できるので、とりあえず不動産の知識を身につけたい人にはおすすめの資格です。
引用:生涯学習のユーキャン「FP(ファイナンシャルプランナー)とは?資格取得のメリットや仕事内容を解説」
引用:生涯学習のユーキャン「FP3級で採用されるCBT方式とは?現行の試験方式から変更された点についても解説」
不動産投資の勉強を続けるコツ
不動産投資に役立つ勉強方法と資格について解説しました。ここでは不動産投資の勉強を続けるコツを紹介します。不動産投資の知識をつけるためにも勉強を続けていきましょう!
勉強時間を確保する
不動産投資は、投資を始める前に知識をつけることがかなり重要です。1個1,600円のケーキを買うときは、特別なご褒美が食べられる気分になりますよね?これはケーキの相場を大体理解しているからこそ、1個1,600円のケーキが特別に感じるからです。
不動産も同じです。相場がわからないと、特別な値段かどうか判断ができません。特に個人で不動産投資を始める場合、最初はリスクヘッジできる程度の失敗に留めなければいけません。
そのためにも、勉強時間を確保しましょう。本やサイトを見る時間を朝や寝る前に確保し、相場をわかるようにして、不動産投資に繋げるのです。資格を取得して、知識をつけることも一つの方法です。
不動産投資のサイトを知る
私が不動産の勉強をしたときに知ったことですが、不動産のサイトはかなり有益です。楽待は新聞のまとめやセミナー情報、YouTubeがまとめてあり、建美家はコラムやニュース、ブログがまとめてあります。
自分が狙っている地域の相場をサイトで勉強できるだけでなく、ニュースや注目トピックが見つけやすいです。自分一人でニュースなどのまとめを作ると労力がかかりすぎてしまうため、最初からまとめてある不動産のサイトを知っていると知識が深まります。
サイトは無料で見られるので、不動産投資を初めて勉強する方はサイトを見ることから始めましょう!
知識をつけてから不動産投資を始めると意識する
ここが一番重要です!不動産投資で失敗する一番の理由は、知識がなく、相場を理解していないことです。不動産投資は「投資」と名前がついています。
しかし、不動産という資産に投資をして、利益を確保し、自分ができないところは外注化するという一連の流れは、事業を起こしていることと同じです。みなさんも仕事を覚えていく中で、失敗を経験したことはあると思います。
不動産投資は事業と同じ性質を持っているため、経験も知識も無いと失敗することが多いです。貯金や株式投資と違った性質なので、必ず知識をつけてから不動産投資を始めることを意識してください。
重要なので繰り返しますが、不動産投資で失敗する一番の理由は、知識がなく、相場を理解していないことです。
まとめ
不動産投資の勉強について解説してきました。不動産投資を始めるために役立つ勉強方法は資格勉強、サイトで学習、読書習慣をつけることです。特に不動産のサイトはコラムやブログまとめ、YouTubeなど豊富なコンテンツが含まれているので最初に勉強する人におすすめします。
また、不動産投資に資格は不要ですが宅建士や不動産鑑定士、FPなどの資格勉強をすればより解像度高く不動産投資について理解することができます。人生を豊かにするためにも知識をつけて、不動産投資に取り組んでください!
コメント